自分の言葉

言葉にして残すのが苦手だ
気づいたら喋っているが
言葉としては喋っていない
思いを言葉に乗せることなく
感情のように吐き出してるだけだ
感覚が鋭いわけでもない
癖のように当たり前に出てくる
もちろん悪い意味で
最近は
人を褒める時嘘っぽい
自分の言葉でないみたいだ
自分も褒めてもらいたいから他人を褒める
応援する言葉を贈ると
本心でない気がする
上辺だけ建て前だけ
嫉妬が出ている
嫌味で言ってる
そんな感じがして言葉にできない
思ったことも口にできないのか
どう思われたいとかが先行するのか
自分の頭の中を見られたくないのか
構って欲しいから言葉にするのか
それは前々からだ
しかし自分でもうっとおしく感じてしまう
なんのための言葉だ
なんのための口だ
表現できない
表現しない
表現できない
自分の言葉が何かを生み出すわけでもなく
誰かの支えになるわけでもないのに
自分自身が意味を求めてしまう
意味は作るものではない
意味は後から付いてくるものだ
自分の言葉はどこにあるの
どこを探せば見つかるの
誰が持ってるの
どんな風に使われてるの
誰が欲しがってるの
全部自分だね